設備診断技術応用問題
回転機械において軸受の内輪に剥離(フレーキング)が発生したとき、振動スペクトル上で特徴的に現れる周波数成分はどれか。
A.回転周波数の整数倍(高調波)成分が卓越する
✗ 回転周波数の高調波が卓越するのはミスアライメントや歯車損傷に特有の現象であり、内輪剥離の主な特徴ではない。
B.内輪の傷に起因する特定の軸受欠陥周波数(BPFI)が現れる← 正解
✓ 正解です。内輪に剥離が生じると転動体が通過するたびに衝撃が発生し、内輪欠陥周波数BPFIとその高調波が振動スペクトルに現れる。
C.外輪の傷に起因する特定の軸受欠陥周波数(BPFO)が現れる
✗ BPFOは外輪の傷で生じる欠陥周波数であり、内輪剥離とは異なる。BPFIとBPFOの算出式も異なる。
D.アンバランスに起因する1×回転周波数成分だけが増大する
✗ 1×回転周波数の増大はアンバランスや曲がり軸の特徴であり、内輪剥離の特定には使えない。
「設備診断技術」の他の問題
振動診断における「速度」と「加速度」の測定パラメータの違いについて、正しいものはどれか。オイル分析における「フェログラフィ法」と「SOAP法(原子吸光分析法)」の違いについて、正しいものはどれか。設備診断における「時間領域分析」と「周波数領域分析(FFT分析)」の違いについて、正しいものはどれか。非破壊検査における「超音波探傷試験(UT)」と「磁粉探傷試験(MT)」の違いについて、正しいものはどれか。回転機械診断における「不釣合い(アンバランス)」と「芯ずれ(ミスアライメント)」の振動特性の違いについて、正しいものはど…設備診断における「絶対判定基準」と「相対判定基準」の違いについて、正しいものはどれか。