設備診断技術応用問題

赤外線サーモグラフィを用いて電気設備を点検中に、三相動力ケーブルの接続部で一相だけ異常に高い温度が検出された。この温度異常の最も可能性の高い原因はどれか。

A.接続部の接触抵抗増大による発熱← 正解
✓ 正解です。接続部の締め付け不足や酸化腐食によって接触抵抗が増大するとジュール熱(P=I²R)が局所的に発生し、一相のみ高温となる典型的な劣化現象である。
B.周囲の放射率が低いことによる見かけ上の温度上昇
✗ 放射率の影響は温度を低く見積もる方向に働き、高温として誤検出させるケースとは状況が異なる。また三相中の一相のみに現れることの説明にならない。
C.三相電力が均等で電流が多く流れているため
✗ 三相が均等であれば三相とも同様の温度となるはずで、一相だけ高温になる説明にはならない。
D.サーモグラフィカメラの測定距離が近すぎることによる誤検出
✗ 測定距離は全相共通の測定条件であり、一相だけが特異的に高温を示す原因とはなりえない。

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