設備診断技術応用問題
歯車装置において、歯の摩耗が進行したとき振動スペクトルに現れる変化として最も適切なものはどれか。
A.噛み合い周波数成分が消滅し、代わりに軸受欠陥周波数のみが増大する
✗ 歯の摩耗が進んでも噛み合い周波数は消滅せず、むしろ高調波やサイドバンドとして増大・拡大する傾向がある。
B.噛み合い周波数成分はほぼ変化せず、低周波の回転周波数成分だけが増大する
✗ 歯面の摩耗は噛み合い時の衝撃を変化させるため、噛み合い周波数成分もスペクトル変化に現れる。回転周波数のみに限定されない。
C.噛み合い周波数とその高調波が増大し、サイドバンド間隔が回転周波数と一致する成分が現れる← 正解
✓ 正解です。歯の摩耗が進行すると噛み合い周波数とその高調波が増大し、各歯の当たりムラが周期的な変動として現れることで噛み合い周波数を中心に回転周波数間隔のサイドバンドが発生する。
D.噛み合い周波数成分が半減し、その半分の周波数に新たなピークが現れる
✗ 噛み合い周波数の半分に新ピークが現れるのは歯数の半周期的な噛み合い不整など特殊条件であり、一般的な摩耗進行時の典型的変化とはいえない。
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