機械要素と機械材料定義問題
「焼入れ性(ハーデナビリティ)」の定義として最も適切なものを選べ。
A.鋼を焼入れしたときに得られる最高硬さの絶対値
✗ 最高硬さはマルテンサイト硬さであり、焼入れ性(硬化深さの深さ・均一性)とは異なる概念です。
B.焼入れ後に残留応力がどれだけ低減されるかを示す指標
✗ 残留応力の低減は焼戻しや焼鈍の効果に関する概念であり、焼入れ性の定義ではありません。
C.鋼を焼入れしたときに硬化層が深くまで得られやすい性質← 正解
✓ 正解です。焼入れ性とは焼入れ時にマルテンサイト組織が内部深くまで均一に得られやすい性質を指します。
D.炭素鋼において炭素量が増加するほど硬さが直線的に増加する特性
✗ 炭素量と硬さの関係は炭素鋼の特性を表しますが、焼入れ性(硬化深さ)の定義とは別の概念です。
「機械要素と機械材料」の他の問題
転がり軸受において、内輪と軸の嵌め合いが過大なしめしろになった場合、軸受にどのような影響が生じるか。最も適切なものを選べ…鋼材を焼入れ処理した後、焼戻し温度を高くしていくと材料特性はどのように変化するか。最も適切なものを選べ。歯車装置において、潤滑油の粘度が設計値より著しく低い油を使用した場合、最も起こりやすい損傷はどれか。ボルト・ナットの締付けにおいて、締付けトルクが同一でも、ねじ部や座面に潤滑剤を塗布した場合、軸力(ボルト張力)はどうなる…Vベルト伝動において、ベルトの張り側張力と緩み側張力の差(有効張力)が一定のまま、小プーリの径を小さくした場合、ベルト寿…オーステナイト系ステンレス鋼(SUS304)を加工する際、加工硬化が著しく発生した場合、その後の切削加工にどのような影響…