油圧・空気圧応用問題
油圧回路のカウンタバランス弁が故障して全開状態(弁が開きっぱなし)になった場合、垂直方向に重力負荷を支持しているシリンダはどのような挙動を示すか。
A.シリンダは現在位置を保持したまま動作しなくなる
✗ カウンタバランス弁が全開になると背圧がなくなるため、重力による自然降下を防止する機能が失われます。
B.シリンダのロッドが重力負荷によって自然降下(フリーフォール)する危険がある← 正解
✓ 正解です。カウンタバランス弁は背圧を発生させて垂直負荷の自然降下を防止する弁です。全開故障では背圧がゼロとなり、重力負荷によってシリンダが急速に降下するフリーフォールの危険があります。
C.シリンダの上昇速度が低下し、作業効率が落ちる
✗ カウンタバランス弁の全開故障は上昇動作の速度低下ではなく、下降時の制御不能が主問題です。
D.シリンダ内部圧力が過大となり、シールが損傷する
✗ 弁が全開になると背圧が低下するため、シリンダ内圧力の過大上昇は生じません。