潤滑と腐食応用問題
流体潤滑状態(完全流体潤滑)で運転中のすべり軸受において、回転速度が急激に低下した場合に潤滑状態はどのように変化するか。
A.動圧が増大し、油膜厚さがさらに厚くなる
✗ 動圧軸受では速度低下により動圧が減少するため、油膜は厚くなるのではなく薄くなる。
B.油膜厚さが維持されるため、潤滑状態は変化しない
✗ 動圧軸受の油膜は回転速度に依存するため、速度低下により油膜厚さは低下する。
C.動圧が低下して油膜が薄くなり、混合潤滑または境界潤滑状態に移行する← 正解
✓ 正解です。動圧軸受では回転速度が低下すると動圧が減少し、油膜厚さが薄くなって混合潤滑や境界潤滑状態へと移行し摩耗が生じやすくなる。
D.静圧が増大し、完全流体潤滑状態が維持される
✗ 動圧軸受に外部から油圧を供給する静圧機構はなく、速度低下時に静圧が増大することはない。