設備診断技術誤り発見
潤滑油の劣化診断に関する記述で、誤っているものはどれか。
A.全酸価(TAN)が増加した場合、潤滑油の酸化劣化が進んでいることを示す。
✓ この記述は正しい。全酸価の増加は酸化物・スラッジの生成を示し、油の劣化指標として重要な管理項目である。
B.動粘度は温度によって変化するため、測定は規定温度(40℃または100℃)で行う。
✓ この記述は正しい。動粘度は温度依存性が高いため、JIS規格でも40℃・100℃での測定が標準化されている。
C.鉄粉など金属摩耗粉の増加は、機械部品の異常摩耗のサインである。
✓ この記述は正しい。フェログラフィや発光分析で検出される金属粒子の増加は部品の異常摩耗を早期に検知できる。
D.全塩基価(TBN)の増加は、潤滑油の酸中和能力が低下したことを意味する。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくはTBNの減少が酸中和能力の低下を意味する。TBNが増加するのは新油添加時などである。