設備診断技術応用問題
絶縁抵抗測定において、電動機の絶縁抵抗値が前回測定時の10分の1以下に低下していた場合、次に実施すべき診断行動として最も適切なものはどれか。
A.絶縁抵抗値が基準値以上であれば直ちに運転を継続してよい
✗ 絶縁抵抗が大幅に低下している場合、基準値以上であっても劣化傾向を示すため、そのまま運転継続の判断は不適切です。
B.成極指数(PI)測定や吸収比測定など詳細な絶縁診断を実施する← 正解
✓ 正解です。絶縁抵抗が大幅に低下した場合は、成極指数(PI)や吸収比測定など詳細な絶縁診断を行い、絶縁劣化の程度と原因を把握する必要があります。
C.絶縁抵抗が下がるのは正常現象のため追加調査は不要である
✗ 絶縁抵抗の大幅な低下は絶縁劣化の重要なサインであり、正常現象ではありません。放置すると地絡・焼損につながります。
D.温度測定のみを実施し、高温でなければ問題ないと判断する
✗ 温度測定だけでは絶縁劣化の状態を正確に把握できません。絶縁抵抗低下には電気的な詳細診断が必要です。