機械要素と機械材料応用問題
転がり軸受の内輪に対してはめあいが緩すぎる(すきまばめ)場合、運転中にどのような現象が起きるか。
A.内輪と軸の接触面でクリープ(微小すべり)が発生し、軸や内輪が摩耗する← 正解
✓ 正解です。内輪のはめあいが緩すぎると内輪と軸の間で微小すべり(クリープ)が生じ、接触面が摩耗・損傷します。
B.軸受内部の予圧が増大し、転動体の疲労寿命が短くなる
✗ 緩すぎるはめあいは予圧を増大させません。予圧増大は締め代過大のしめばめ時に起こります。
C.潤滑油の粘度が上昇し、軸受温度が低下する
✗ はめあいの緩さが潤滑油粘度を変化させることはありません。温度は摩擦熱で上昇する方向になります。
D.外輪の変形によりラジアル隙間が減少し、焼き付きが起こりやすくなる
✗ 外輪変形による隙間減少は外輪のはめあいが過大なしめばめの場合に生じる現象です。