潤滑と腐食応用問題
循環式潤滑システムで使用中の潤滑油をサンプリングして分析したところ、油中の鉄分濃度が急激に増加していた。この結果から推定される機械の状態として最も適切なものはどれか。
A.冷却水が混入し、油の乳化が進んでいる
✗ 冷却水混入は油の白濁・乳化として観察される。鉄分濃度の急増は摩耗粉の増加によるものである。
B.摺動部の金属接触による摩耗が進行している← 正解
✓ 正解です。油中鉄分の急増は摺動部や軸受などの鉄系金属部品で金属接触が増え、摩耗が進行していることを示します。
C.油の酸化劣化により酸価が上昇している
✗ 酸化劣化は酸価・粘度の変化で判断する。鉄分濃度の増加は摩耗の直接的な指標である。
D.異物の混入により油のろ過精度が低下している
✗ ろ過精度低下は粒子径分布の変化として現れる。鉄分濃度の急増は摩耗粉発生の増加を意味する。