設備診断技術応用問題

ベアリングの初期段階の剥離が発生した場合、加速度スペクトラム分析ではどのような特徴が現れるか。

A.低周波領域(0~1 kHz)に幅広いノイズレベルの上昇が見られる
✗ 低周波領域の幅広いノイズ上昇はベアリング剥離の特性ではなく、一般的な磨耗や振動増加を示します。
B.高周波領域(10 kHz以上)にインパルス成分に対応した離散的なスパイク群が現れる← 正解
✓ 正解です。ベアリング剥離により発生する衝撃(インパルス)は、高周波共振周波数(10 kHz以上)を激励し、離散的で繰り返すスパイク群として加速度スペクトラムに現れます。これはエンベロープ解析で顕著です。
C.中周波領域(2~5 kHz)のみに狭い帯域の共振ピークが出現する
✗ ベアリング剥離は広範囲の高周波帯域に現れるため、中周波帯域のみに限定されません。
D.超低周波領域(0.1 kHz以下)に周期的な尖鋭なピークが集中する
✗ 剥離のインパルスは高周波帯域に励起されるため、超低周波領域に集中することはありません。