保全計画と管理応用問題

ある設備について、年間保全コスト300万円を投じ、保全計画を実施したところ、年間の故障件数が12件から5件に減少した。一方、故障による生産ロスの損失金額は年間1200万円から240万円に低下した。この保全投資の評価として最も適切なものはどれか。

A.保全コスト300万円は無駄であり、この投資は経済的に合理的ではない
✗ 生産ロスが年間960万円削減されており、300万円の保全投資は十分に回収されています。
B.故障件数の減少率は58%だが、コスト効果が不明確なため判断できない
✗ 計算が誤っています。損失削減額は960万円で、これは保全コストより大幅に大きいため、経済的には合理的です。
C.保全投資による損失削減額(960万円)が保全コスト(300万円)を大きく上回り、非常に効果的である← 正解
✓ 正解です。損失削減額(1200万円−240万円=960万円)から保全コスト(300万円)を差し引くと、純便益は660万円となり、非常に効果的な投資です。
D.生産ロスが減少したが、故障件数がまだ5件あるため、さらなる予防対策が必要である
✗ 故障件数の存在だけで判断するのは不適切。コスト・ベネフィット分析では投資効果が明らかに優れています。