潤滑と腐食比較問題
「グリース潤滑」と「オイル潤滑」の選択基準を比較したとき、低速・低温環境ではグリース潤滑が選ばれる理由として最適な説明はどれか。
A.低速では油膜形成が困難なため、増ちょう剤で油を保持し潤滑効果を維持できるグリースが有利である。← 正解
✓ 正解です。低速運転では動圧が不足して油膜が形成しにくいため、増ちょう剤で油を部品に保持するグリースが有効です。
B.グリースは低粘度で低温での流動性が優れているため、低温環境での潤滑に適している。
✗ 誤りです。グリースは一般的に高粘度であり、低温で硬くなりやすいです。低温流動性はオイルの方が優れています。
C.グリースは密閉性があり、外部からの汚染を完全に遮断できるため、低温環境で推奨される。
✗ 完全な遮断はできません。グリースも酸化や劣化により、適切な交換周期で再給脂が必要です。
D.グリース潤滑は冷却効果が大きいため、低温環境での機械損失を減らすことができる。
✗ 誤りです。むしろグリース潤滑は密閉性があり、冷却効率がオイル潤滑より劣ります。高速回転では温度上昇しやすいです。