潤滑と腐食応用問題

アルミニウム合金製の機械部品が鋼製の他部品と接触している高湿度環境で、アルミニウムの腐食が加速する理由として正しいのはどれか。

A.アルミニウムと鋼の電位差により局部電池が形成され、アルミニウムが負極となってガルバニック腐食を受けるため← 正解
✓ 正解です。異なる金属が電解質(高湿度による水膜)を介して接触すると局部電池を形成し、電位が低いアルミニウム側が負極となってガルバニック腐食が加速します。
B.高湿度によってアルミニウム表面の酸化膜が膨張し、機械的な応力が発生して割れが広がるため
✗ 高湿度はアルミニウム表面の酸化膜に水を供給しますが、膜の膨張による応力割れが主要メカニズムではありません。
C.アルミニウムと鋼が接触することで金属イオンが移動し、アルミニウムの結晶構造が破壊されるため
✗ 金属イオン移動と結晶構造破壊の説明は正確ではなく、ガルバニック腐食のメカニズムを反映していません。
D.高湿度環境では電解質濃度が低下するため、アルミニウムの陽極酸化反応が促進されるため
✗ 高湿度では電解質濃度が高まり(低下ではなく)、かつ陽極酸化は電気化学的な外部印加が必要で、自然環境では起こりません。