設備診断技術定義問題
機械保全における「状態監視保全(CBM: Condition Based Maintenance)」とは、どのような保全活動を意味するか。最も適切な説明を選びなさい。
A.故障が発生した後に、その故障箇所を修理する保全活動
✗ これは「事後保全(BM: Breakdown Maintenance)」の説明です。故障後の対応であり、ダウンタイムが大きい欠点があります。
B.一定の時間間隔で計画的に機械設備を点検・整備し、故障を未然に防ぐ保全活動
✗ これは「時間基準保全(TBM: Time Based Maintenance)」の説明です。定期的な保全活動ですが、状態監視とは異なります。
C.設備の劣化状態を振動・温度・油分析などで継続的に監視し、診断データに基づいて最適なタイミングで保全を実施する活動← 正解
✓ 正解です。状態監視保全は設備の実際の状態をデータで把握し、劣化が進行した時点で適切に保全を実施することで、過剰保全や突発故障を防ぐ効率的な保全方式です。
D.定期的に機械を分解して全部品を新しいものに交換する保全活動
✗ これは「全面交換」であり、経済的効率性が低く、保全の標準的な定義ではありません。
「設備診断技術」の他の問題
回転軸の不釣合いが進行した場合、振動測定で観測される周波数成分はどのように変化するか。ベアリングの初期段階の剥離が発生した場合、加速度スペクトラム分析ではどのような特徴が現れるか。油圧システムの油温が適正な60℃から80℃に上昇した場合、油の粘度変化に基づいて想定される悪影響を選択しなさい。電動モータのベアリング異常の早期発見を目的とした場合、一般的な加速度計測よりもエンベロープ解析が有効な理由として最も適切…ファンベルトの張力が適正な値18 N/cm より3 N/cm 低下した場合、予想される現象として正しい組み合わせはどれか…ポンプの吐出圧が低下し、同時に入口側で空洞化現象(キャビテーション)が発生する場合、最初に対策すべき項目として適切なもの…