設備診断技術比較問題

振動診断において用いられる「変位」「速度」「加速度」の各パラメータについて、それぞれの得意とする診断対象の組み合わせとして最も適切なものはどれか。

A.変位は低周波の軸振れ診断に、速度は中周波の一般的な機械振動評価に、加速度は高周波のベアリング初期損傷検出に適している← 正解
✓ 正解です。変位は軸の偏芯や低周波振れの評価に、速度は10Hz~1kHz程度の一般的な機械振動評価に、加速度は1kHz以上の高周波帯域でベアリング初期損傷の検出に適しています。
B.変位は高周波のベアリング診断に、速度は低周波の軸振れ診断に、加速度は中周波の機械振動評価に適している
✗ 誤りです。変位と速度の得意周波数帯域が逆になっています。変位は低周波、速度は中周波が適切です。
C.変位・速度・加速度はすべて同じ周波数帯域を対象とし、測定精度のみが異なる
✗ 誤りです。各パラメータは周波数応答特性が異なり、感度が高い周波数帯域も異なります。
D.変位は加速度の2乗に比例し、速度は変位を時間で微分した値であるため、どのパラメータも同じ情報を持つ
✗ 誤りです。速度は変位を時間で微分した値ですが、各パラメータが持つ情報の感度特性は周波数帯域により異なります。