設備診断技術比較問題

潤滑油の状態診断における「粘度測定」と「酸価(TAN値)測定」の違いとして、最も適切なものはどれか。

A.粘度測定は油の流れやすさ(潤滑性)を評価し、酸価測定は油の酸化劣化の進行度を評価する← 正解
✓ 正解です。粘度測定は油膜形成能力など潤滑性を直接評価し、酸価(TAN値)測定は酸化劣化による有機酸の蓄積量を評価します。TAN値が高いほど酸化劣化が進んでいることを示します。
B.粘度測定は油の酸化劣化を定量し、酸価測定は油の流れやすさを評価する
✗ 誤りです。説明が逆です。粘度は流れやすさの指標であり、TAN値(酸価)が酸化劣化の指標です。
C.粘度測定と酸価測定は同じ劣化現象を異なる単位で表したものであり、どちらか一方で十分である
✗ 誤りです。両者は異なる劣化現象を捉えており、相補的に使用することで油の総合的な状態をより正確に把握できます。
D.粘度測定は新油の品質確認にのみ使用され、酸価測定は使用済み油の分析にのみ使用される
✗ 誤りです。粘度測定もTAN値測定も、新油・使用済み油いずれの状態確認にも活用されます。