設備診断技術応用問題
ボールベアリングの外輪が段階的に損傷進行している場合、振動加速度の測定値がどのように変化していくと予想されるか。正しい順序を選びなさい。
A.初期(微小なスパーリング)→中期(わずかな増加で20~30%程度)→後期(急激に増加し200%以上)← 正解
✓ 正解です。ベアリング損傷の進行は初期段階で緩く増加し、中期で顕著になり、後期に急激に悪化するS字曲線を描きます。
B.初期(50%以上の急激な増加)→中期(微小な変化)→後期(減少に転じる)
✗ 初期段階での急激な増加は起こらず、通常は微小な変化から始まります。また後期で減少することもありません。
C.初期→中期→後期で常に一定速度で直線的に増加し、段階差は生じない
✗ 実際には非線形で、段階ごとに加速度の増加速度が変わります。直線的な増加ではありません。
D.初期(微小なスパーリング)→中期(急激に増加し150%以上)→後期(減少に転じて消失)
✗ 後期で減少に転じることはなく、加速度は増加を続けます。軸が動かなくなる時点で測定不可になるだけです。
「設備診断技術」の他の問題
回転軸の不釣合いが進行した場合、振動測定で観測される周波数成分はどのように変化するか。ベアリングの初期段階の剥離が発生した場合、加速度スペクトラム分析ではどのような特徴が現れるか。油圧システムの油温が適正な60℃から80℃に上昇した場合、油の粘度変化に基づいて想定される悪影響を選択しなさい。電動モータのベアリング異常の早期発見を目的とした場合、一般的な加速度計測よりもエンベロープ解析が有効な理由として最も適切…ファンベルトの張力が適正な値18 N/cm より3 N/cm 低下した場合、予想される現象として正しい組み合わせはどれか…ポンプの吐出圧が低下し、同時に入口側で空洞化現象(キャビテーション)が発生する場合、最初に対策すべき項目として適切なもの…