設備診断技術応用問題

設備の振動診断トレンドデータから、過去3か月間で月平均振動加速度が8 mm/s²→11 mm/s²→15 mm/s²と増加している場合、保全計画として最も適切な対応はどれか。

A.増加の加速度が毎月3~4 mm/s²であるため、現在の傾向が続くと予測し、計画的な分解点検を2~3か月以内に予定する← 正解
✓ 正解です。加速的な増加傾向(毎月3~4 mm/s²)を外挿すると数か月以内に警告値に達すると予測でき、計画的な事前保全の実施が最適です。
B.現在15 mm/s²であり、基準値20 mm/s²に達していないため、1年間の継続運転が可能と判断する
✗ 基準値到達まで待つのは予防保全ではなく、故障が発生する直前の対応となり、急停止や重大事故のリスクがあります。
C.月ごとの増加は誤差範囲と考え、特に対応を検討しない
✗ 毎月安定的に3~4 mm/s²増加しており、これは明らかな劣化傾向であり、誤差範囲ではありません。
D.急激な増加のため、本日中に運転を停止し、即座に全面的な分解を行う
✗ 確定した故障の証拠なしに緊急停止は生産計画に著しい悪影響を与え、過度な対応です。計画的な対応が可能な段階です。