改善活動・問題解決応用

ある工程の特性値について管理図を運用していたところ、X̄-R管理図のX̄管理図で連続9点が中心線の同じ側に並ぶ「連」の異常が検出された。このとき、プロセスの状態として最も適切な解釈はどれか。

A.偶然原因によるばらつきが急激に増大しており、工程は不安定な状態にある
✗ ばらつきの増大はR管理図に現れます。連の異常はX̄が中心線の一方に偏る現象であり、分散増大とは異なります。
B.測定システムに誤りがあり、測定値そのものが信頼できない状態にある
✗ 測定システムの問題はMSA(測定システム解析)で別途確認すべき事項です。連の異常の解釈として直接結びつきません。
C.異常原因(偶発的でない系統的な要因)が存在し、工程平均がシフトしている可能性が高い← 正解
✓ 正解です。連続9点が同じ側に並ぶ「連」は、工程平均がシフトした異常原因の存在を示す統計的シグナルです。
D.管理限界線の設定値が広すぎるため、点が一方に偏って見えているだけで工程は正常である
✗ 管理限界線が正しく設定されていても連は発生します。連は管理限界線の幅ではなく点の並びパターンで判断します。