改善活動・問題解決応用

特性要因図(魚の骨図)を用いて要因を洗い出す際、「なぜなぜ分析」を併用することがある。特性要因図の「大骨」に「人」を設定したとき、さらに「なぜ?」を繰り返してたどり着いた末端要因が「作業手順書が最新版に更新されていない」だったとする。この場合、この末端要因の性質として最も適切な説明はどれか。

A.作業者個人の技能不足が原因であるため、個人への教育・訓練で解決できる問題である
✗ 手順書が更新されていないのは個人の技能不足ではなく、文書管理の仕組み上の問題です。個人教育では再発防止になりません。
B.管理・仕組みの問題に属する要因であり、手順書の管理ルール整備など標準化の見直しで対処すべき問題である← 正解
✓ 正解です。手順書の未更新は管理システムや標準化の不備に起因します。ルールや仕組みの整備で根本的に解決すべき問題です。
C.材料の品質に起因する問題であるため、仕入れ先への是正要求が必要な問題である
✗ 材料品質とは無関係な問題です。末端要因は文書管理体制に関するものです。
D.設備の保全不足に起因する問題であるため、定期メンテナンス計画の見直しが必要な問題である
✗ 設備保全とも無関係です。「人」の大骨から掘り下げた要因であっても、その本質は管理の仕組みの問題です。