管理図・工程管理比較

解析用管理図と管理用管理図の違いについて、最も適切な記述はどれか。

A.解析用管理図は管理限界線をあらかじめ規格値から計算して設定し、管理用管理図は実際のデータから管理限界線を算出する。
✗ 解析用管理図の管理限界線も規格値ではなく実際の工程データから算出します。規格値を使うのは管理限界線の設定方法として不適切です。
B.解析用管理図は工程が安定状態にあるかを確認し管理限界線を設定するために用い、管理用管理図は設定した管理限界線を使って継続的に工程を監視するために用いる。← 正解
✓ 正解です。解析用管理図は工程の安定性を評価し管理限界線を求めるフェーズで使用し、管理用管理図はその管理限界線を適用して日常的な工程監視を行うために使用します。
C.解析用管理図は製品の全数検査データに基づき、管理用管理図は抜取検査データに基づいて管理限界を決定する。
✗ 解析用・管理用の区別は全数か抜取かという検査方法の違いではなく、管理図の使用目的(設定フェーズか監視フェーズか)の違いです。
D.解析用管理図と管理用管理図は管理限界線の計算方法は同じであるが、解析用は1回のみ使用し、管理用は繰り返し使用するという使用回数の違いだけがある。
✗ 両者の本質的な違いは使用回数ではなく、工程の安定確認と管理限界設定を行う段階か、設定済みの管理限界で継続監視する段階かという目的の違いです。