栄養と健康応用問題
高たんぱく質食を長期間継続した場合、腎臓への影響として最も適切に説明しているものはどれか。
A.たんぱく質はエネルギー源にしか使われないため、腎臓への影響はほとんどない
✗ たんぱく質はアミノ酸として吸収・代謝され、尿素などの窒素代謝物が生成されます。これらを腎臓が処理するため、影響がないとはいえません。
B.たんぱく質の代謝産物である尿素などの処理量が増加し、腎臓への負担が大きくなる← 正解
✓ 正解です。たんぱく質の代謝産物(尿素・クレアチニンなど)は腎臓でろ過・排泄されます。長期の高たんぱく食は腎臓への負担を増大させ、腎機能が低下している場合は特に注意が必要です。
C.たんぱく質が腎臓に直接沈着し、腎結石を必ず引き起こす
✗ たんぱく質が腎臓に直接沈着するわけではありません。腎結石はシュウ酸カルシウムや尿酸などが主な原因であり、必ず生じるとも言えません。
D.たんぱく質摂取量が増えると、腎臓が肥大して機能が向上する
✗ 過剰な処理負担によって腎臓が肥大する場合があっても、それは機能向上ではなく負荷による変化です。健康的な機能向上とは異なります。