栄養と健康応用問題
食物繊維の摂取量が慢性的に不足している場合、消化管にどのような影響が出やすいか。最も適切なものを選べ。
A.胃酸の分泌が過剰になり、逆流性食道炎が必ず発症する
✗ 食物繊維不足が直接胃酸の過剰分泌を招くという関係は医学的に一般的ではなく、逆流性食道炎を「必ず」発症するとは言えません。
B.腸内の蠕動運動が低下し、便秘になりやすく大腸がんリスクも上昇する← 正解
✓ 正解です。食物繊維は腸の蠕動運動を促進し、便のかさを増やす役割があります。不足すると便秘になりやすく、腸内環境の悪化が大腸がんリスクの上昇とも関連します。
C.小腸での栄養素の吸収速度が速まり、肥満になりにくくなる
✗ 食物繊維には糖質の吸収速度を緩やかにする作用があります。不足すると吸収が速まり、血糖値の急上昇や肥満リスクが高まりやすくなります。
D.胆汁の分泌が増加し、脂質の消化吸収率が著しく高まる
✗ 胆汁の分泌量は食物繊維の摂取量と直接的な関係は少なく、食物繊維は逆にコレステロール(胆汁酸の原料)の排泄を促す作用があります。