食品学応用問題
牛乳を60℃以上に加熱すると薄い膜が表面に生じる現象(ラムスデン現象)が起こる。この膜の主な成分として最も適切なものはどれか。
A.乳糖が熱によってカラメル化したもの
✗ 乳糖のカラメル化は150℃以上の高温で起こる非酵素的褐変反応であり、60℃程度の加熱では生じません。
B.乳脂肪が熱によって凝固し浮上したもの
✗ 乳脂肪は加熱によって溶解・浮上しますが、表面の膜の主成分ではありません。
C.ホエータンパク質(乳清タンパク質)が熱変性して脂肪と複合体を形成したもの← 正解
✓ 正解です。ラムスデン現象では、熱に不安定なβ-ラクトグロブリンなどのホエータンパク質が熱変性し、脂肪と結合して表面に膜状の複合体を形成します。
D.カゼインが酸と反応して凝固したもの
✗ カゼインの凝固は酸や酵素(レンネット)によって引き起こされるものであり、加熱による表面の膜形成とは異なります。
「食品学」の他の問題
小麦粉に水を加えてこねたとき、生地に弾力と粘りが生まれる理由として最も適切なものはどれか。魚を長時間冷蔵保存した場合、鮮度低下の指標となるK値が上昇する。このK値上昇の主な原因となる化学変化はどれか。食パンを長時間常温で保存すると硬くなる。この現象の主な原因として最も適切なものはどれか。りんごを切断してそのまま放置すると断面が褐変する。この現象に直接関与する酵素はどれか。また、レモン汁をかけると褐変が抑制…豆腐を製造する際、豆乳に凝固剤を加えてタンパク質を沈殿させる。一般的な木綿豆腐と絹ごし豆腐を比較したとき、水分・タンパク…ある食品100gに含まれるたんぱく質12g、脂質8g、炭水化物15gのとき、このアトウォーター係数(たんぱく質4kcal…