実戦シナリオ比較

ある企業がADLS Gen2(Azure Data Lake Storage Gen2)と Azure Blob Storage の使い分けについて検討しています。大規模分析基盤構築での違いについて、最も適切な説明はどれか?

A.ADLS Gen2はHierarchical Namespace(階層型名前空間)とファイルシステムセマンティクスを提供し、Blob Storageはフラットなキー・バリュー構造である← 正解
✓ 正解です。ADLS Gen2はBlob Storage上に階層型ファイルシステム(/folder/subfolder/file形式)とPOSIX準拠のACL を実装しており、Hadoop・Spark・SQL分析エンジンに最適化されています。Blob Storageはフラットな構造で、主に非構造化データの格納に向いています。
B.Blob Storageはメタデータを保持できず、ADLS Gen2のみがメタデータを保存可能である
✗ Blob Storageもメタデータ(タグ・プロパティ)を保持可能です。ただしADLS Gen2の方がファイルシステムの観点でメタデータ管理が充実しています。
C.ADLS Gen2とBlob Storageはまったく異なる技術で、どちらも選択可能な場面は存在しない
✗ ADLS Gen2はBlob Storageの上に構築された拡張機能であり、両者の違いは程度問題です。小規模プロジェクトではBlob Storageのみで充分な場合もあります。
D.ADLS Gen2はオンプレミスのファイルサーバーであり、Blob Storageのみがクラウドサービスである
✗ ADLS Gen2とBlob Storageは両方ともAzureのクラウドストレージサービスです。ADLS Gen2は Blob Storage に階層型名前空間を追加したものです。

この問題のポイント

ADLS Gen2はBlob Storage上に階層型ファイルシステム(/folder/subfolder/file形式)とPOSIX準拠のACL を実装しており、Hadoop・Spark・SQL分析エンジンに最適化されています。Blob Storageはフラットな構造で、主に非構造化データの格納に向いています。

DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals の問題一覧