難問・アンチパターン応用

データエンジニアが「ディザスタリカバリのRTO(目標復旧時間)が2時間以内の要件を満たすため、Azure SQL DatabaseのポイントインタイムリストアPITR)だけを使う戦略」を提案しました。この戦略の最大の問題点はどれか?

A.PITRは最大35日間の復旧ポイントを提供し、2時間以内のRTO要件を満たせない
✗ PITRは最大35日間の復旧ポイントを提供し、時間的な制約は問題ですが、これがRTO 2時間の直接的な障害にはなりません。
B.PITRはデータベースの復旧に数秒から数分を要し、ただし復旧プロセス中は元のデータベースが全く使用できなくなるため、RPOの制御ができない
✗ PITRの復旧時間は実際には数分程度ですが、新しいデータベースが作成される形式であり、「元のデータベースが使えなくなる」という表現は正確ではありません。
C.PITRは低コストだが、復旧時にダウンタイムが発生するため、Active Geo-Replicationやフェイルオーバーグループと組み合わせないとRTO要件を満たしにくい← 正解
✓ 正解です。PITRは復旧に時間を要し、復旧完了まではダウンタイムが生じます。RTO 2時間を確実に満たすにはActive Geo-Replicationやフェイルオーバーグループで自動フェイルオーバーを構成すべきです。
D.PITRは復旧にネットワーク遅延が発生するため、同一リージョン内でも必ず2時間以上かかる
✗ PITRの復旧プロセスはリージョン内で実行されるため、ネットワーク遅延は最小限です。

この問題のポイント

PITRは復旧に時間を要し、復旧完了まではダウンタイムが生じます。RTO 2時間を確実に満たすにはActive Geo-Replicationやフェイルオーバーグループで自動フェイルオーバーを構成すべきです。

DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals の問題一覧