実戦シナリオ定義問題

ある金融機関がAzureデータ基盤の設計レビューを行っています。以下の設計の中で「DP-900の観点で最も問題がある」ものはどれか?

A.Azure SQL DatabaseのBusiness CriticalティアでOLTPトランザクションを処理し、読み取りスケールアウトで分析クエリを分離する
✗ Business Critical + 読み取りスケールアウトはOLTPと軽い分析クエリの分離に有効な設計。問題ない。
B.Azure Synapse Analytics Dedicated SQL Poolで毎秒1万件の個人ローンの申込処理(OLTP)を行う← 正解
✓ 正解(問題がある設計)。Synapse Dedicated SQL PoolはMPPアーキテクチャで大規模OLAPに特化しており、毎秒1万件のOLTPトランザクション(高頻度の個別INSERT/UPDATE)には設計されていない。行ロック・コミット待ちが頻発し大幅に性能が劣化する。OLTPにはAzure SQL DatabaseやCosmos DBが適切。
C.Cosmos DBのGremlin APIで不正送金の送金ネットワーク(グラフ)を分析する
✗ Gremlin APIで送金ネットワーク(送金者→中継者→受取人のグラフ)の不正パターンを探索するのはグラフDBの代表的なユースケース。適切な設計。
D.Azure Data Lake Storage Gen2に生データを蓄積し、Synapse Serverless SQL Poolでアドホッククエリを実行する
✗ ADLS Gen2 + Serverless SQL PoolはアドホックOLAPの標準的なコスト効率の高い設計。問題ない。

DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals の問題一覧