件数を並べるだけでなく、分母を確認する
品質管理の練習では、計算結果だけでなく「どのデータから何を言えるか」を確かめることが大切です。このページの数値例は学習のために作ったもので、実工場の測定結果や公式試験問題ではありません。
原因別の不適合件数が、A:45件、B:28件、C:15件、D:12件だったとします。合計は100件です。件数の多い順に並んでいるため、AとBまでの累積件数は45+28=73件。全体に占める累積百分率は、73÷100×100=73%です。
ここで分母をAだけの45件にしたり、AとBの平均36.5件を使ったりすると、全体に占める割合にはなりません。累積百分率では、そこまでの合計÷全体の合計と、式を言葉に戻して確認します。
73%から何を判断できるか
A・Bが今回数えた不適合の73%を占めるため、まず詳しく調べる対象の候補にはできます。ただし件数だけでは、損失額・安全上の重大さ・対策の費用までは分かりません。「件数が多い順に改善すれば、必ず最大の利益になる」とまでは結論できません。
また、原因分類が重複していないか、同じ集計期間かを確認しましょう。検査した製品数が異なる工程を比べる場合は、単純な不適合件数と不適合率を混同しないことも大切です。
既存問題49はこの計算を扱っています。正解以外の選択肢の解説も、提示された数値から説明できる表現へ訂正しました。
平均だけで散らばりは分からない
測定値が2、4、6、8なら、平均は(2+4+6+8)÷4=5です。一方、4、5、5、6も平均は5ですが、前者より値の範囲は狭くなっています。
この二組は平均が同じでも、測定値のばらつきが同じではありません。平均だけで「工程が同じ状態」と判断せず、元データや分布を合わせて見る必要があります。なお、この小さな仮想データだけから工程の安定性を判定することはできません。
既存問題50で平均の計算を確認し、問題一覧からQC七つ道具や統計的手法の基礎へ進めます。練習画面では苦手なカテゴリを選択できます。
試験情報の確認状況
以前の本ガイドには、本文をコードとして表示してしまう不具合と、旧マークシート方式を前提とする説明がありました。旧本文を取り下げ、この学習解説へ差し替えました。出典を示せない合格率、固定の問題数、合格までの所要時間は掲載していません。
2026年10月23日の確認時、日本規格協会のWebdeskは緊急メンテナンスの案内を表示しており、最新の試験要項本文を取得できませんでした。そのため、このページでは試験方式・時間・持込条件を最新確認済みの事実として案内しません。受検前に、復旧後の公式案内を確認してください。
参考先と確認の限界
- 日本規格協会:QC検定 — 公式案内への入口。
- 日本規格協会:3級・4級CBT方式の案内 — 試験の方式等を再確認するための参照先。今回、本文の再確認は未完了です。
学習解説の更新日:2026年10月23日。平均・累積百分率の式と例題の計算を確認しましたが、当サイトのQC検定全問題を公式資料と照合したものではありません。公式過去問や公式教材の代替とは位置付けていません。