ネットワーク計算

ある企業がAzure Load Balancerを使用してバックエンドプール内の3台のVMにトラフィックを分散しています。 ・VM1の処理能力:1,200 req/s ・VM2の処理能力:1,500 req/s ・VM3の処理能力:1,300 req/s 現在、受け取っているインバウンドトラフィックが毎秒3,800リクエストです。 標準的なロードバランシングアルゴリズム(ハッシュベースの5タプル)を使用した場合、理論上の最大スループット(すべてのVMが最大処理能力に達した場合)を超えるリスクについて、正しい記述はどれか。

A.総処理能力が4,000 req/sであるため、3,800 req/sは問題なく処理でき、リスクはない
✗ 誤りです。総処理能力4,000 req/sは均等分散を前提とした数値です。ハッシュベースのロードバランシングでは分散が偏る場合があり、特定のVMが過負荷になるリスクがあります。
B.VM2とVM3が高負荷になる可能性が高く、合計2,800 req/sでは3,800 req/sに対応できず、トラフィック損失が発生する
✗ 誤りです。VM2とVM3のみに偏るという前提は不正確で、ハッシュ値の分布によっては他のVMが過負荷になる可能性もあります。
C.ハッシュベースのロードバランシングでは、特定のクライアント(同じハッシュ値)がVM1に集中し、1,200 req/sの限界を超える可能性がある← 正解
✓ 正解です。ハッシュベースのアルゴリズムでは負荷分散が均等にならない場合があり、特定のクライアントグループが同じハッシュ値でVM1に集中すると、VM1の処理能力上限(1,200 req/s)を超えるリスクがあります。
D.3台のVMに均等配分されるため、各VM当たり約1,267 req/sが割り当てられ、全て自身の処理能力以下である
✗ 誤りです。ハッシュベースのロードバランシングは均等配分を保証せず、実際の分散はクライアントのIPアドレス・ポートなどのハッシュ値に依存します。

この問題のポイント

ハッシュベースのアルゴリズムでは負荷分散が均等にならない場合があり、特定のクライアントグループが同じハッシュ値でVM1に集中すると、VM1の処理能力上限(1,200 req/s)を超えるリスクがあります。

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