難問応用

ある企業がAzure SQL Databaseを使用しており、現在Geo-Redundant Backup(GRS)を利用しています。管理者が「プライマリリージョンで大規模な障害が発生し、同時にセカンダリリージョンへのレプリケーションが停止した」というシナリオを検討しています。この状況でセカンダリリージョンのバックアップからデータベースを復元した場合、復元されるデータの最新性として最も正確なものはどれか。

A.最後に正常にレプリケーションされた時点までのデータが復元される可能性が高い← 正解
✓ 正解です。GRSバックアップは非同期レプリケーションを使用するため、セカンダリリージョンのバックアップは『最後に正常にレプリケーションされた時点』までのデータを持ちます。レプリケーション停止後のデータは含まれません。
B.バックアップは常にプライマリとセカンダリで同期されるため、プライマリの最新データまで復元される
✗ Geo-Redundant Backupは非同期レプリケーション方式なので、プライマリとセカンダリのバックアップは常に同期状態ではありません。時差が存在します。
C.レプリケーション停止後のデータは完全に失われるため、復元は失敗する
✗ セカンダリリージョンに既にレプリケーションされたバックアップが存在すれば、復元は成功します。完全な失敗ではなく、データロスが最小化される設計です。
D.セカンダリのバックアップはRPO(復旧ポイント目標)時間内のスナップショットを保持しており、その範囲内での復元が可能
✗ Azure SQL DatabaseのGRSではRPOは通常5分ですが、『セカンダリのバックアップがRPO時間内』という前提は正確ではありません。レプリケーション済みバックアップの時点までが復元可能です。

この問題のポイント

GRSバックアップは非同期レプリケーションを使用するため、セカンダリリージョンのバックアップは『最後に正常にレプリケーションされた時点』までのデータを持ちます。レプリケーション停止後のデータは含まれません。

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