貸借対照表応用

期末に棚卸資産の評価損200万円を計上した場合、貸借対照表と各指標への影響として最も適切なものはどれですか?

A.棚卸資産が200万円減少し、純資産も200万円減少するため、自己資本比率は低下する← 正解
✓ 正解です。評価損は費用計上されるため当期純利益が減少し、利益剰余金(純資産)が200万円減少します。総資産・純資産ともに200万円減少しますが、自己資本比率=純資産÷総資産において、元の純資産比率が100%未満であれば分子の減少率が分母の減少率を上回るため、自己資本比率は低下します。
B.棚卸資産が200万円減少し、負債が200万円増加するため、負債比率が上昇する
✗ 評価損は負債を増加させません。費用として損益計算書を経由し純資産を減少させます。
C.棚卸資産が200万円減少するが、純資産は変化しないため、自己資本比率は変化しない
✗ 評価損は費用として当期純利益を押し下げるため、純資産(利益剰余金)が減少します。
D.棚卸資産が200万円減少し、流動負債が200万円増加するため、流動比率が低下する
✗ 評価損は流動負債ではなく純資産を減少させます。なお流動比率は棚卸資産(流動資産)の減少により低下しますが、流動負債が増加するという説明は誤りです。

この問題のポイント

評価損は費用計上されるため当期純利益が減少し、利益剰余金(純資産)が200万円減少します。総資産・純資産ともに200万円減少しますが、自己資本比率=純資産÷総資産において、元の純資産比率が100%未満であれば分子の減少率が分母の減少率を上回るため、自己資本比率は低下します。

ビジネス会計検定(3級) の問題一覧