実戦シナリオ応用

あるIoT企業が工場の機械から毎秒10,000個のセンサーデータ(温度・圧力・振動)を収集しています。以下の要件があります:①異常値を検出したら3秒以内にアラートを出す、②全データを長期保存・履歴分析する、③複数の分析システムが同時にこのデータを消費する。このシナリオでAzure Event Hubsをデータ入口とした場合、ダウンストリームに接続すべきサービスの組み合わせはどれか?

A.Azure Stream Analytics(リアルタイムアラート)+ ADLS Gen2(履歴保存)+ Event Hubsコンシューマーグループ(複数消費者対応)← 正解
✓ 正解です。Event Hubsのコンシューマーグループで複数システムが同じデータを独立して消費でき、Stream Analyticsで低遅延のアラート検出、ADLS Gen2で長期保存を実現できます。
B.Azure Service Bus(キューイング)+ Azure SQL Database(全データ保存)+ Power BI(リアルタイム分析)
✗ Service Busはイベントストリーミングではなくメッセージングシステムであり、毎秒10,000件のスケーリングには向きません。SQL Databaseも大量センサーデータの実時間書き込みには不適切です。
C.Azure Cosmos DB(全データ保存)+ Azure Functions(アラート処理)+ Azure Queue Storage(メッセージイング)
✗ Cosmos DBは可能ですが、リアルタイムアラートにはStream Analyticsの方が専門化されています。Service Busではなくコンシューマーグループで複数消費を処理すべきです。
D.Azure Data Factory(定期バッチ処理)+ ADLS Gen2(保存)+ Azure Synapse(分析)
✗ Data Factoryはバッチ処理専用であり、毎秒10,000件のリアルタイムデータ処理には不適切です。この要件には実時間ストリーミングサービスが必須です。

この問題のポイント

Event Hubsのコンシューマーグループで複数システムが同じデータを独立して消費でき、Stream Analyticsで低遅延のアラート検出、ADLS Gen2で長期保存を実現できます。

DP-900:Microsoft Azure Data Fundamentals の問題一覧