実戦シナリオ応用

あるメディア企業がADLS Gen2でユーザー行動ログ(毎日500GB増加)を5年間保持しています。同社がホットティア(SSD)からクールティア(低コスト)への自動段階化ポリシーを「作成後30日でクール、作成後90日でアーカイブ」と設定した場合、最初の1年間のストレージコストはどう変わるか?

A.毎月の新規データはホットティア、30日後にクールティアへ移動、90日後にアーカイブティアへ移動するため、月次コスト(データ量一定として)はホット:クール:アーカイブ≒1:1:1の比率になり、全体で約30~40%削減
✗ 計算が誤っています。毎月500GB増加した場合、初月時点では全データがホットで、月を追うごとに段階化されます。1年間では完全な平衡状態に到達していません。
B.段階化により全データ保有量は増加しないが、90日以上前のデータは全てアーカイブティアになるため、全体で約70~80%削減される← 正解
✓ 正解です。1年経過後、90日以上前のデータ(最初の9ヶ月分)が全てアーカイブになり、30~90日前データ(3ヶ月分)がクール、直近30日がホットになります。この比率でコストが最大化され、初期段階よりも大幅に削減できます。
C.段階化ポリシーは1年未満では効果が限定的であり、実質的な削減はほぼ無い(5年目以降に効果が大きい)
✗ 段階化ポリシーは即座に効果があります。直近30日のデータだけがホットに保持されるため、初月から削減効果が現れます。
D.30日でクール、90日でアーカイブするため、月ごとのデータ全体の約30%がホット、約30%がクール、約40%がアーカイブになり、トレードオフとして取得遅延が増加
✗ この割合計算は誤りです。また、アーカイブティアは取得遅延が増加しますが、ホットとクールティアの間には大きな遅延差はありません。

この問題のポイント

1年経過後、90日以上前のデータ(最初の9ヶ月分)が全てアーカイブになり、30~90日前データ(3ヶ月分)がクール、直近30日がホットになります。この比率でコストが最大化され、初期段階よりも大幅に削減できます。

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