総合問題応用問題
訪問介護でQさん(81歳、要介護3、認知症)の居宅を訪問した介護福祉士が、玄関の鍵が開いたままになっており、Qさんが室内で混乱した状態で「家の中の物がなくなった」と何度も繰り返していることに気づきました。室内の状況から、Qさんが昨夜から物を探し続けていたことが推測されます。このような場合、介護福祉士が最初にとるべき対応として最も適切なものはどれか。
A.Qさんに対して『そんなことはありません』と説得し、冷静になるように促す。
✗ 認知症の人には説得や否定は逆効果です。混乱をさらに深め、信頼関係が損なわれる可能性があります。
B.Qさんの安全確認と生活状況の把握を優先し、その後に家族への連絡と医師への相談を検討する。← 正解
✓ 正解です。まず安全確認(転倒・外出のリスク、栄養・衛生状態など)と生活状況把握が最優先です。その後、原因分析と家族・医師への報告・相談につなげることが適切な対応です。
C.認知症の症状として対応は不要と判断し、通常の介護サービスを提供する。
✗ 認知症による混乱や不安は、生活機能低下や転倒・外出などの重大なリスクを伴うため、対応は必須です。
D.Qさんの不安に応じて一緒に物を探し続け、見つかるまで支援を続ける。
✗ 一緒に探し続けることは、Qさんの混乱状態を長引かせ、食事や休息などの基本的なケアが後回しになる可能性があります。