人間の尊厳と自立応用問題
地域で生活する障害のあるEさんは、日常生活の多くに支援が必要だが、「自分の生き方は自分で決めたい」と強く望んでいる。この考え方に最も合致する介護・福祉の理念はどれか。
A.保護主義(パターナリズム)に基づき、専門家がEさんにとって最善の生活を代わりに決定する
✗ パターナリズムは本人の意向を尊重せず専門家が代わりに決定する考え方で、現代の介護福祉の理念とは相容れません。
B.Eさんが支援を受けながらも自らの生き方を選択・決定できる「自律的自立」を支援する← 正解
✓ 正解です。身体的な依存があっても精神的・主体的な自己決定を尊重する「自律的自立」の支援が現代介護の基本です。
C.支援が必要な間は施設入所を促し、在宅生活よりも安全な環境を優先する
✗ 安全を理由に本人の希望する生活スタイルを否定することは、自立支援や尊厳の尊重に反します。
D.Eさんの意向よりも医師・ソーシャルワーカーなどの専門職の判断を優先する
✗ 専門職の意見は参考にすべきですが、最終的な生き方の選択はEさん本人が行うことが自己決定権の尊重です。