総合問題応用問題

デイサービスに通うPさん(72歳、要介護2、慢性心不全)は、午後のレクリエーション後に「息苦しい」「足がむくんでいる」と訴えました。介護福祉士がバイタルサインを確認すると、血圧180/110mmHg、脈拍100回/分、SpO2(経皮的動脈血酸素飽和度)93%でした。このときの対応として最も適切なものはどれか。

A.Pさんが慢性心不全であることは把握済みのため、いつもどおりと判断し帰宅準備を進める
✗ 慢性疾患があっても今回の数値と症状は急性増悪の可能性があります。「いつもどおり」と判断し放置することは危険です。
B.息苦しさを軽減するため、Pさんを仰臥位(仰向け)に寝かせて安静にさせる
✗ 心不全による息苦しさは仰臥位で悪化しやすく、起座位(上体を起こした姿勢)のほうが適切です。仰向けに寝かせるのは誤りです。
C.バイタルサインの数値と症状を看護師・医師にすぐ報告し、指示を仰ぐ← 正解
✓ 正解です。血圧・脈拍・SpO2の異常値と心不全症状の急性増悪が疑われるため、直ちに看護師・医師に報告して医療的判断を仰ぐことが正しい対応です。
D.Pさんに「水分をたくさん飲んでください」と促し、むくみの改善を図る
✗ 心不全によるむくみは水分過多で悪化することがあります。自己判断で水分摂取を促すことは症状を悪化させる恐れがあります。

介護福祉士 の問題一覧