人間の尊厳と自立応用問題
介護老人福祉施設に入所中のBさんは、「自分で食事をしたい」と希望しているが、食事に時間がかかり他の利用者の配膳に支障が出ることを理由に、職員がすべて食事介助を行っている。この状況において最も問題となる点はどれか。
A.食事時間が長くなることで他の利用者への影響が生じている点
✗ 他の利用者への影響も考慮すべきですが、Bさんの意思を無視することの方が介護の原則において重大な問題です。
B.Bさんが自分で食べたいという意欲・自立心が損なわれ、尊厳が侵害されている点← 正解
✓ 正解です。本人の「自分でやりたい」という意欲を無視した全介助は、自立支援と尊厳の尊重という介護の基本理念に反します。
C.施設の職員の業務効率が低下している点
✗ 業務効率は二次的な問題です。利用者の尊厳・自立支援を犠牲にして効率を優先することは介護の本質から外れます。
D.Bさんの栄養摂取量が不十分になる可能性がある点
✗ 栄養摂取の問題は重要ですが、設問の状況では自立を奪われていることの方が根本的な問題として優先されます。