財務諸表の概要応用
企業Aは営業利益1,200万円を計上していますが、経常利益は800万円です。この状況に関する記述として最も適切なものはどれですか?
A.営業外収益が営業外費用を上回っており、経常利益が営業利益より改善している
✗ 営業外収益が営業外費用を上回れば、経常利益は営業利益より増加するはずです。ここでは経常利益が400万円減少しているため、この説明は逆向きです。
B.営業外費用が営業外収益を上回っており、企業の本業外活動が利益を圧迫している← 正解
✓ 正解です。営業利益1,200万円から経常利益800万円に400万円減少しているのは、営業外費用(支払利息など)が営業外収益を400万円上回っているためです。本業外の負担が大きい。
C.投資活動によるキャッシュ・フローが負となっており、経常利益が減少している
✗ キャッシュ・フロー計算書の分類と損益計算書の構造が混同されています。投資CFは経常利益の計算に直接影響しません。
D.法人税等が多く計上されたため、経常利益が営業利益より大幅に減少している
✗ 法人税等は経常利益から当期純利益を計算する段階で控除されるため、営業利益と経常利益の差を説明する要因ではありません。
この問題のポイント
営業利益1,200万円から経常利益800万円に400万円減少しているのは、営業外費用(支払利息など)が営業外収益を400万円上回っているためです。本業外の負担が大きい。