キャッシュフロー分析比較問題

「インタレスト・カバレッジ・レシオ(ICR)」を利益ベースと営業キャッシュフローベースでそれぞれ算定する場合の違いについて、最も適切な記述を選びなさい。

A.利益ベースのICRは「営業利益÷支払利息」で算定され、営業CFベースのICRは「営業CF÷支払利息」で算定されるが、営業CFベースの方が実際の利払い能力をより直接的に示す。← 正解
✓ 正解です。利益ベースは損益計算上の数値を用いるのに対し、営業CFベースは実際の現金創出力を分子にするため、より実態に即した利払い能力を示します。
B.利益ベースのICRも営業CFベースのICRも分子・分母が同一であり、算定結果に差異は生じない。
✗ 利益ベースと営業CFベースでは分子が異なります。利益と営業CFは非資金項目の有無などにより通常異なる値となります。
C.営業CFベースのICRは「純利益÷受取利息」で算定され、利払い能力の評価には利益ベースの方が優れている。
✗ 営業CFベースのICRの分子は営業CFです。また、現金による実際の支払能力を評価する点では営業CFベースが有用とされています。
D.利益ベースのICRが高いほど財務安全性が低く、営業CFベースのICRが高いほど財務安全性が高いという逆の関係が成立する。
✗ 両者ともICRが高いほど支払利息に対するカバー力が大きく、財務安全性が高いと判断されます。逆の関係は成立しません。

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