総合問題応用問題

訪問介護員のLさんは、一人暮らしのMさん(79歳、要介護1)を週2回訪問しています。ある訪問時、Mさんの腕に複数のあざが見られ、「転んだ」と説明しましたが、表情がかたく視線を合わせようとしません。また冷蔵庫の中がほぼ空で、室内も以前より散らかっていました。このときLさんがとるべき対応として最も適切なものはどれか。

A.Mさんが「転んだ」と言っているので本人の言葉を信じ、通常どおり生活援助を行って帰宅する
✗ 複数のあざや表情の変化など虐待を示すサインを見過ごし、何もしないことは高齢者の安全を守る責務を果たせていません。
B.高齢者虐待の疑いとして、訪問後すみやかに事業所の管理者や担当ケアマネジャーに報告・相談する← 正解
✓ 正解です。高齢者虐待が疑われる場合、介護職員は事実を記録し、管理者やケアマネジャーに速やかに報告・相談する義務があります。
C.Mさんに「誰かに暴力を振るわれているのですか」と直接問いただし、本人から自白を得る
✗ 虐待を疑われる場面で直接問いただすことは、本人に心理的負担を与え、状況を悪化させる恐れがあります。専門的な対応が必要です。
D.あざは加齢による皮下出血であると自己判断し、特に記録も報告も行わない
✗ 虐待の兆候を自己判断で否定し、記録・報告しないことは高齢者虐待防止法の趣旨に反する不適切な対応です。

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