世界遺産の基礎知識応用問題

複数の国にまたがる遺産(国境付近の建造物群など)の保全において、国家間の紛争が生じた場合、ユネスコの役割として最も現実的なものはどれか。

A.ユネスコが各国の境界を決定し直し、遺産を単一国の管轄下に統合する
✗ ユネスコは国家主権や国家間の境界紛争に関与する権限がなく、行使することもありません。
B.紛争解決を仲介せず、当事国に対して国際社会の関心を喚起し、遺産保全の重要性を共同で認識するよう働きかける← 正解
✓ 正解です。ユネスコは文化的価値の共有を通じて国際的な関心を高め、各国が共同保全の重要性を認識するよう働きかけることで間接的に紛争緩和に貢献できます。
C.紛争当事国に対し、軍事的な介入を含めて保全を強制する
✗ ユネスコはユネスコは文化機関であり、軍事的権限や強制力を持たず、行使することもありません。
D.複数国にまたがる遺産は登録を認めず、各国が独立して遺産登録を申請するよう指導する
✗ 複数国にまたがる遺産こそ、国際協力の必要性が高く、登録基準を満たせば登録されます。

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