ヨーロッパの遺産応用問題
フランスの「モン・サン・ミシェルとその湾」が潮汐差の大きい湾に立地することで、当初懸念されていた主な課題は何でしょうか?また、それに対してどのような対策が講じられたでしょうか?
A.土砂堆積による陸地化を防ぐため、ダム撤去など河川管理が見直された← 正解
✓ 正解です。モン・サン・ミシェルは本来の島としての景観が失われつつありました。ダム撤去と河川流量管理により潮汐作用を復元させ、遺産の真正性を回復する取り組みが行われています。
B.塩害による石造建築の劣化が問題だったため、定期的な洗浄と防水処理が実施された
✗ 塩害対策も実施されていますが、最大の課題は陸地化です。塩害は二次的な問題です。
C.高い波による建造物の流出が懸念されたため、防波堤が建設された
✗ モン・サン・ミシェルの高さと位置から流出の危険は低く、防波堤建設も基本的対策ではありません。
D.潮汐による地盤沈下を防ぐため、基礎の人工補強が行われた
✗ 沈下が主要な問題ではなく、むしろ軟弱地盤への堆積が進んでいました。補強工事ではなく環境改善が優先されました。