財務分析(応用)誤り発見

資本コストおよびWACC(加重平均資本コスト)に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。

A.WACCは負債コストと株主資本コストをそれぞれの構成比率で加重平均したものであり、企業全体の資本コストを表す。
✓ この記述は正しい。WACCは負債と自己資本それぞれの資本コストを資本構成比率で加重平均した企業全体のハードルレートである。
B.負債コストは支払利息に対して節税効果(税シールド)が生じるため、税引後負債コストは税引前負債コストよりも低くなる。
✓ この記述は正しい。利息は損金算入できるため、税引後負債コスト=税引前負債コスト×(1-実効税率)となり低下する。
C.株主資本コストは負債コストに比べて一般的に高くなる傾向があるが、これは株主がより高いリスクを負っているためである。
✓ この記述は正しい。株主は債権者より弁済順位が低く、より高いリスクに見合う高いリターン(資本コスト)を要求する。
D.WACCが低下すると企業価値(DCF法による評価)は低下するため、企業はWACCを高めることで企業価値を向上させるべきである。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくはWACCが低下するとDCF法での割引率が下がり、将来キャッシュ・フローの現在価値が高まるため企業価値は上昇する。

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