特許法・実用新案法比較
特許法における「発明」と実用新案法における「考案」の主な違いとして、最も適切なものはどれか。
A.発明は技術的思想であり、考案も技術的思想である点で違いがない
✗ 発明と考案は、どちらも「技術的思想」であることは同じですが、創意工夫の程度(高度性)や保護対象の範囲に違いがあります。
B.発明は高度な技術水準が求められるが、考案はより低い技術水準で保護される← 正解
✓ 正解です。実用新案法は「発明」よりも低い段階の技術的思想を「考案」として保護し、中小企業や個人の創意工夫を促進するものです。
C.発明の保護期間は出願から20年であり、考案は出願から15年である
✗ 発明の保護期間は出願から20年(特許法67条)が正しいですが、考案の保護期間は出願から10年(実用新案法15条)です。15年は誤りです。
D.発明は物品・方法・プログラム等が対象だが、考案は物品の形状・構造・組合せのみが対象である
✗ 特許の発明は物品・方法・プログラム等を広く対象とし、考案は物品の形状・構造・組合せに限定されます。この選択肢の内容は正しく、誤った記述ではありません。
この問題のポイント
実用新案法は「発明」よりも低い段階の技術的思想を「考案」として保護し、中小企業や個人の創意工夫を促進するものです。