意匠法応用問題
新しい容器デザインについて、複合意匠(一の出願で複数の意匠をまとめて出願)を利用して、基本形(標準型容器)と派生形(同じ形状だが色彩パターンが異なる2種類)の計3つの意匠を同時に出願しました。この場合の留意点として、正しいものはどれでしょうか。
A.複合意匠なら審査期間が1つの意匠より短くなるため、必ず採用すべき
✗ 複合意匠だからといって審査期間が短くなるわけではありません。むしろ全体の関連性や新規性を総合審査する必要があります。
B.複合意匠では審査の過程で1件が拒絶されると全体が拒絶される可能性があるため、関連性と新規性の確保が重要← 正解
✓ 正解です。複合意匠で1件が拒絶事由に該当すると、全体が拒絶される可能性があります。各意匠の独立性と全体の関連性のバランスが重要。
C.複合意匠は1つの出願料で複数出願できるため、コスト削減になり戦略的に有利である
✗ コスト削減が利点ですが、それだけが理由で複合意匠を選ぶべきではありません。拒絶リスクも考慮すべき。
D.色彩のみが異なる意匠については、複合意匠の対象にできないため別途出願する必要がある
✗ 誤りです。色彩が異なる意匠は複合意匠の対象となります。色彩のみが異なっても別個の意匠として登録可能。