勘定科目と帳簿比較
売掛金と受取手形の違いについて、最も適切なものはどれか。
A.売掛金は手形による債権であり、受取手形は手形を伴わない債権である。
✗ 逆である。売掛金は手形を伴わない債権であり、受取手形は手形による債権である。
B.受取手形は手形法に基づく法律上の支払約束(独立した有価証券)であるのに対し、売掛金は当事者間の合意に基づく通常の債権にとどまる。← 正解
✓ 正解です。受取手形は手形法に基づく法律上の支払約束であり、独立した有価証券としての性質を持ちます。売掛金は当事者間の合意に基づく通常の債権にとどまります。この法的性質の違いから、裏書譲渡や手形割引による換金性の高さといった特徴が派生的に生じます。
C.売掛金は営業取引から生じた債権であり、受取手形は金融取引のみから生じた債権である。
✗ どちらも営業取引から生じる。受取手形も営業取引(商品売上など)から発生することが多い。
D.受取手形は割引や譲渡が可能であるのに対し、売掛金は譲渡が困難である。
✗ 換金性・譲渡性の違いという方向性は正しいものの、これは法的性質(手形法上の有価証券であること)から派生する結果にすぎず、本質的な差異の説明としては不十分。また売掛金も債権譲渡(民法上の手続き)により譲渡は可能であり、「譲渡が困難」は正確ではない。
この問題のポイント
受取手形は手形法に基づく法律上の支払約束であり、独立した有価証券としての性質を持ちます。売掛金は当事者間の合意に基づく通常の債権にとどまります。この法的性質の違いから、裏書譲渡や手形割引による換金性の高さといった特徴が派生的に生じます。
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