決算整理と財務諸表比較問題

『売上債権の貸倒引当金』と『既に発生した貸倒損失』の処理上の違いについて、最も適切な説明はどれか。

A.貸倒引当金は回収不能が確定していない段階での予防的計上であり、貸倒損失は回収不能が確定した時点での確定的計上である← 正解
✓ 正解です。貸倒引当金は将来の回収不能に備える予防的処理、貸倒損失は回収不能が確定後の確定的費用化で、タイミングが異なります。
B.貸倒引当金は売掛金に対する控除勘定で、貸倒損失は費用勘定である
✗ 貸倒引当金は負債勘定であり、売掛金の控除勘定ではありません。貸倒損失は費用勘定で、この点は正しいですが不完全です。
C.貸倒引当金は毎期必須計上であるが、貸倒損失は発生しない場合もある
✗ 貸倒損失も、具体的な回収不能が発生すれば計上する必須の処理です。必須性で区別されません。
D.貸倒引当金は貸借対照表に負債として表示し、貸倒損失は損益計算書に費用として表示する
✗ 貸倒引当金は負債ですが、貸倒損失は費用であるため、表示位置の説明は不完全で正確性に欠けます。