社会福祉の基盤と専門職応用問題
社会福祉士が利用者の個人情報を本人の同意なく第三者に提供した場合、どのような法的・倫理的問題が生じるか、最も適切なものを選びなさい。
A.個人情報保護法違反となる可能性があるが、社会福祉士法上の守秘義務は業務終了後には適用されないため問題ない。
✗ 社会福祉士法の秘密保持義務(第46条)は業務終了後も継続して適用されます。業務終了後だから問題ないという理解は誤りです。
B.個人情報保護法違反となる可能性があり、社会福祉士法第46条に定める秘密保持義務にも違反し、懲戒処分や刑事罰の対象となり得る。← 正解
✓ 正解です。個人情報保護法違反と社会福祉士法第46条の秘密保持義務違反が同時に成立し得ます。違反した場合は登録取消等の懲戒処分や刑事罰の対象となります。
C.守秘義務はあくまで倫理綱領上の規定であり、法的な罰則は一切存在しない。
✗ 社会福祉士法第46条には秘密保持義務が明記されており、違反した場合は1年以下の懲役または30万円以下の罰金という刑事罰が規定されています。
D.本人の同意がなくても、支援目的であれば第三者提供は常に許可されており、問題は生じない。
✗ 支援目的であっても本人の同意なき第三者提供は原則として禁止されており、法令に定める例外的場合を除いて許可されません。