主な医薬品とその作用誤り発見
漢方処方製剤に関する以下の記述のうち、誤っているものはどれか。
A.防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)は、体力充実した人の肥満に伴う高血圧や便秘などに用いられる漢方処方製剤である。
✓ この記述は正しい。防風通聖散は体力充実(実証)の人向けで、肥満・高血圧・便秘・むくみなどに用いられる代表的な漢方薬である。
B.芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)は、こむら返りや筋肉の痙攣に伴う痛みに用いられ、甘草(カンゾウ)を多く含むため偽アルドステロン症に注意が必要である。
✓ この記述は正しい。芍薬甘草湯はカンゾウを多く含み、長期連用で偽アルドステロン症を引き起こすリスクがある点に注意が必要である。
C.小青竜湯(しょうせいりゅうとう)は、体力に関わらず広く使用でき、特に副作用がないため長期にわたり連用できる。← 正解
✓ 正解です。この記述が誤りで、正しくは小青竜湯にも麻黄(マオウ)やカンゾウが含まれており、心臓病・高血圧・胃腸が弱い人などへの注意が必要で、長期連用も避けるべきとされている。
D.八味地黄丸(はちみじおうがん)は、体力が中程度以下で、疲れやすく、四肢が冷えやすい人の排尿困難や頻尿などに用いられる。
✓ この記述は正しい。八味地黄丸は虚証(体力低下)向けで、高齢者の排尿トラブル・頻尿・腰痛・しびれなどに用いられる代表的な漢方薬である。